法要準備について・・
法要準備
ここでは法要の準備及び段取りについてご紹介をいたします。
「49日法要(忌明け)及び納骨」をされる方
法要に際しての施主の心得
お寺さん(宗教家)への連絡
やっぱり知りたい「法要お布施」
法要案内通知状
施主様の挨拶
会食や引き物の事
供花の手配は?
浄土真宗の法事(法会)
法要の日時・場所や予算の事
法要に際して施主側の服装
会食時の席次
卒塔婆を依頼したいとき
法要ができない・・しない時
遠方から親戚、旅費は出すべき?
ご自宅での法要
「49日法要(忌明け)及び納骨」
ご自宅などの仮祭壇にある「白木位牌」はお寺さまに納めますので、法要 までに間に合うよう仏具屋さんなどで「黒塗り」のお位牌を作成しましょう。 また、石材店さんの「お心付け」も・・お気持ちです準備しましょう。
※「埋葬許可証」は必ず必要です。
ほとんどの場合お骨壷に収納されておりますので確認をしてみて下さい。
施主の心得
お位牌、お供物、お花、お布施、引き物を準備、お手配し、また法要で「卒塔婆」を起塔する際、前もって菩提寺に本数を伝えましょう。
法要当日は、他、参列者よりも先に到着し寺院へご挨拶をしましょう
お寺さん(宗教家)への連絡
法要の日時などをご家族さまとお話し合う場合、まずは菩提寺(宗教家)へ 尋ねるほうが良いかと思います。もしそうでない場合は、せめて日程を いつくか考えてからお尋ねをいたしましょう。
※お寺さまのご都合もございます・・やはり先にお寺さんへ お尋ねするほうが良いでしょう。
やっぱり知りたい「法要お布施」
まず、菩提寺がおありの方は直接お尋ね下さい。
一般的にお寺の格式や施主側とのご関係でお布施は変りますが、年回忌法要の数が多くなるにつれて少なくなります。
【ご参考に】
〔49日法要〕 \30,000円~50,000円程
〔一周忌~〕 \30,000円程
お寺さんが会食を辞退した場合や、自宅や霊園まで出向いて頂いた場合のお礼などは
〔お膳料〕\3,000円~5,000円程 ・ 〔お車代〕\5,000円程
法要案内通知状
法要の日程が決まりましたらご参列いただく方へせめて1ヶ月位前に書状が届くようにお手配しましょう。
但し、身内の場合お電話にて済ませる 方もいます。
一周忌までは故人の友人や知人または勤務先などへご案内される方もおりますが、三回忌以降はご案内をしていない方が多いようです。
施主様の挨拶
施主及びご遺族さまのご挨拶は、法要後お食事などおもてなしの前のご挨拶となりますからなるべくなら短めの謝辞とします。
法要に参列下さったことの御礼や「心ばかりのお食事・(粗餐/そさん)を用意しましたので召し上がってほしい」などの気持ちを伝えましょう。
会食や引き物の事
一般的に、法要後お墓参りが済んだら参列者へ食事(お斉)を振舞います。お料理のお手配などはお寺さんの出入り業者へ任せます。料理単価は4,000円から6,000円が多い様です。
引き物に関しては和菓子やお茶などが多くなるべく荷物にならない品物が好評です。御礼のご挨拶状をつける方もいます。
供花の手配は?
法要後、墓参に向かうケースで一般的には、お寺の本堂用花束(1束か2束)また、墓地用の供花(墓地花)2束が必要かと思います。お近くのお花屋さんで購入するか、寺院にお尋ねをし用意していれば寺院で購入します。
このケースもまずお寺さんへ尋ねるのが良いでしょう。
浄土真宗の法会(法事)
一般的に法会(法事)と言えば死者への追善供養と言われてますが、浄土真宗では、法会(法事)は追善のための供養とはいたしません。
浄土真宗ではあくまで命日をご縁として故人を偲びお経をいただく日であり仏法を聞き讃え、日々の生活・自分自身の生き方を振らせていただくためのものとしています。
従いまして会食される場合も、この日だけでも精進料理にして、命の尊さを思う一日にするよう心がけましょう
-----仏恩報謝 / 報恩謝徳-----
【浄土真宗の作法】
(1) お線香は立てません。 お香は押しいただきません。
(2) 「お清め塩」も必要といたしません。
(3) 浄土真宗では「般若心経」は称えません。
(4) 「お位牌」は使用いたしません。⇒過去帳
(5) ご冥福・ご霊前などの言葉は使用いたしません。
(6) お仏壇などに故人の写真・お供物は入れません。
(7) お盆の時期、盆飾りなどはいたしません。
(8) 卒塔婆は起塔いたしません。
(9) 神棚などは設置いたしません。
(10)「献杯」の言葉は使用しません。 ⇒いただきます。
最後に仏事は、追善供養ではないため、功徳は回向いたしません。
法要の日時・場所や予算の事
法要の日は本来「祥月命日」に執り行うのがしきたりですが、現在では参列者の都合も考え命日よりも前の休日に行っています。 場所、人数が決定しましたら、引き物・会食費を算出します。
盛大にする、しないはご自由ですが、お気持ちのこもった法要・供養としたいものです。
法要に際して施主側の服装
「施主」側は、せめて三回忌法要までは喪服を着用としたいところです。三回忌以降は喪服は着用せず、礼服又は略礼服を着るのが一般的です。 喪が薄れたからと言ってくれぐれも親族・ご参列の方よりも軽装にならないように気をつけましょう。
会食時の席次
宴席では上座に僧侶、下座に施主・遺族側が座ります。
遺族は、ご参列いただきました皆様へおもてなしをしご参会の際は最後に会場より退席いたします。
卒塔婆を依頼したいとき
まず、卒塔婆を依頼したいときは、事前にお寺さんへ申し出をします。
各、年忌法要では、遺族・親族によりお墓へ卒塔婆を立てて仏さまの供養をすることがあります。 費用は1柱 3,000円~6,000円程でしょう。
※ 但し、浄土真宗は起塔いたしません。
法要ができない・・しない時
お寺さんに自宅へ来場していただきお経を唱えていただくのも立派な供養です。 又、ご遺族さまだけで冥福を祈り会食をするのも法要となります。
故人/先祖への供養の気持ち・感謝のあればしきたりにこだわることはございません。
遠方から親戚、旅費は出すべき?
何か、ご親族のあいだで取り決めがない限り、法要とは故人を偲んで皆集まるものですからご用意する必要はないでしょう。
※法要はお金がかかります。記載した内容が参考になればと思います。
ご自宅での法要
日程が決まりましたらまず何はともあれお仏壇/お部屋の掃除から始めましょう。
①参列者の確認・通知
②お料理・飲み物や引出物の数量・・ (お寺さん/影膳は?)
③お寺さんのお布施・お車代
④駐車スペースの確認⑤座卓や座布団などの備品確認・・など
※ご自宅法要後、何処か会食場をお手配される方が多いです。